子供を『叱る』時の感情の操縦方法は?『怒る』こととの違いはなに?

子育てブログ

子育てをしていると、どうしても必要で子供を叱ることがあります。

何をどのように伝えたかったのか、子供が理解していないのにただ怒りを子供にぶつけ感情的になるのでは、本当に伝えたいことが伝わりません。ただ親の怒る姿が怖いものとして子供に記憶されるだけで、意味がないことです。

全く『叱らない育児』などありはしないのですが、子供の感情を無視した『怒る=怒り(いかり)』では本末転倒です。

では、どのように子供を叱ったら良いのでしょうか。

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『叱る』と『怒る』の違いはなに?

私が子育ての中で感じてきた基準があります。

『叱る』=感情を抑えて理性的に意見や考えを伝えること

『怒る』=感情をぶつけ子供を怯えさせること

というものです。

自分の幼少期のことですが、母親に怒られて倉庫に閉じ込められるということがありました。閉じ込められたことは覚えているのですが、なぜ怒られたのか全く覚えていなくて、大人になってからその理由を聞きました。

人様の三輪車を拝借し、国道の交差点に侵入し、危ういところを近所の方に助けられたというものでした。三歳の頃の話です。

命に関わるような大事件では、『叱る』ことも必要です。
とはいえ、何がいけなかったのか理解する前に、親が『感情的に怒る』という要素が入ると、子供の学びの機会が失われます。

年齢に合わせてどう『叱る』のかは悩むところです。

叱られたことの意味を子供が理解していないままの結末では意味がないのです。

親が感情的に『怒る』のはどんな時でしょうか。

・育児をしている親がとても疲れている時

・しなくてはならないことや出かける用事などで急いでいる時

・やってはいけないことを子供がした時

・子供のしたことで自分のプライドが傷つけられた時

・『こうすべき』と強く思う理想に子供が当てはまらない時

などが挙げられるでしょうか。

『やってはいけないことを子供がした時』以外は少なからず親の都合があるようです。

『親の都合や怒りの感情』を排除した時、子供に伝えるべきことは

『してはいけないことをした事実』と『改善しなくてはならないこと』

です。

つまり、子供を叱る上で大切なことは、叱る側が感情的になりすぎないということです。

感情的になると、伝えなくてはならない大切なことを見失います。

もちろん、親も人間なので、時にはイライラしていて子供にも感情的に振舞うこともあります。そのほとんどは起こった事実とは関係のない、叱る側の感情です。子供には直接関わらないことで感情をぶつけるように『怒られ』ても、子供はその剣幕に戸惑い、恐れるだけです。

他の理由が自分を『怒らせる』なら、すぐにその気持ちを捨てるべきなのです。

しかし、一度口から出した言葉は戻って来ないので、もう既に言ってしまってどうしようもない時は、

「さっきは、こうだったから言ったんだよ。自分も感情的になってゴメンね」

と伝えるのが良いでしょう。

そうすることで、親の気持も落ち着き、子供も安心できるはずです。

子供が良くないことをしたり、良くない態度をとったなら、その時すぐ、その場所で『叱る』ことを心がければ良いのです。

必要な時に、感情的ではない『誠実な叱り』を伝えることで、子供が大きくなるにつれて、きちんとした議論やすり合わせの為の会話が増え、『叱る』という事は減っていくはずです。

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子供を『叱る』時に親が気をつけることはなに?

子供を『叱る』時に親が忘れてはならないのは、子供も一人の独立した存在だということです。

親は育てる立場ではありますが、子供の人格を無視して感情的に怒って良いということはありません。

『叱る』ことで、間違いを正すことはあっても、子供の心をむやみに傷つけることは反則です。

では、感情的にならないように、親は何を意識すれば良いでしょうか。

・理性的に物事を伝える姿勢を持つ

・子供を追い詰める『感情的な怒り』はNG!と知る

・感情的になった時は『親も子供に謝る』姿勢を持つ

・一度言っても分からない時は『何度も根気強く伝える』姿勢を持つ

・親はすぐに暴力に訴えず、他の方法にシフトさせる意識を身に付ける

これらのことが挙げられます。

他の方法にシフトすることの中で見つけ出した、究極の(笑)叱り方は『くすぐる』ことでした。

「悪いことしたら、こちょこちょするぞ!」

です。

怒られるから、叩かれるから、言うことを聞く・・・というよりは、子供にとっても親にとっても、心の負担が減ることでしょう。

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『感情的に怒ってしまった時』にどうすれば良い?

小学生までの子供には怒りに任せて怒鳴ったところで、後には『恐怖』や『嫌な感情』しか残って居ないものです。何故怒られたのかの理由が分からない状態に子供を追い込んでは意味がありません。

とはいえ、子供がそうであるように親もまた人間です。

いつもパーフェクトでは居られません。

自分の気持が落ち込んだり、疲れていて腹が立つ時には、いっそのこと『怒るのを止めてみる』のです。

そんな無責任なことを・・・と言われるでしょうか。

『怒る』のを止めるだけです。

『叱る』のは感情を抑えて一歩引いた状態からのアドバイスです。

怒鳴って言うことを聞かせるのは簡単ですが、それでは子供の中で『親はいつも怒っている不機嫌な人』認定されるだけです。子供は成長とともに心を閉ざしていくでしょう。

親が口を開く度に自分の気分で怒るということは、子育てに一貫性が無い状態になっているということです。

そういう状態の時の親は、子供の人格や心の状態、置かれた状況を無視し、子供を言葉でコントロールして言うことを聞かせたいだけの、怒りに満たされた人であるとに気付いていません。

子供がある程度大きくなれば、

『うぜぇ』

の一言で終わりです。

大きな感情の隔たりを子供との間に作ることの無いようにするには、

・日頃からおしゃべりを怠らず『こまめに言葉を交わす』

・楽しく過ごす時には『一緒に楽しく過ごす』

・頑張ると時には『一緒に頑張る』

最低でも、この3つを心がける必要があるのでは無いでしょうか。

また、親はただ遠くから子供に対し意のままに操る言葉をかけるのでは無く、

『五感』(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)と『心』を使って

親と子供が一緒に過ごすことが大切だと思います。

一瞬の怒りの感情で『感情的に怒ってしまった』時は、すぐにリカバリーを開始して、子供の傷つきを最小限にすることが大切です。

恐怖からは良い関係は生まれません。

子供を傷つける前に、自分の怒りを無かったものに変えるために、子供を『こちょこちょ』してみてください。怒られて泣きそうになっていた子供は、笑顔になります。

その後で、もう一度、

『何がいけなかったか』

を伝えます。

きっと頭ごなしに『怒る』時よりも、『叱る』言葉が子供の耳に言葉が届くでしょう。

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『君は大切だ』=『叱ること』

繰り返し感情的に子供を『怒る』ことには、子供の未来を左右するほどに大きな影響力があります。

『怒りの感情』と同時に『されたこと』は子供の記憶からは消えません。

子供は親の所有物では無く、一人の独立した存在です。

親が子供を『一人の大切な存在』として扱い、『理性的な叱り方』をすることで、子供は自分の存在を肯定し大切に出来るようになるのです。

親の『感情的な怒り』は、日々の小さな出来事と大人が思って居ても、子供にとってはとても大きく心を傷つける体験になりえます。

大人になってからの心のありかたや感情のコントロールの楔になり、心の自由を奪い続けることもあるのです。

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まとめ

『感情のままに怒る』ことと、『感情を整理して叱る』ことは全く違う次元のものだと思います。

時には親も感情的になることも有るでしょう。その時に子供に自分の気持を説明することで、子供は、親も自分と同じ一人の独立人間だと知り、傷ついたり怒ったりするのだということを学ぶでしょう。

心を整理して『叱る』ことを繰り返し行っていくことで、親は親として成長し、子供は子供として成長していくのだと思います。

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